[映画感想]劇場版 幼女戦記
劇場版 幼女戦記を見てきました!
ネタバレなしレビュー
ぶっちゃけ面白かった?
かなり面白かったです!
あくまで主観ですが、
テレビ版の面白さを10とするなら、
本劇場版は、12はつけて良い出来です。
後でも触れますが、音響面が本当に最高!
是非劇場で味わってほしい。
展開的にも、頭から締めまで退屈になる場面が殆どありませんでした。
気になっている位なら、見たほうがいいです。
テレビ版は見てた方がいい
今回の劇場版は、よくある総集編ではなく、テレビアニメ版幼女戦記の完全な続編。
ストーリー的にも設定的にも、テレビ版を見ていることが前提の内容になっています。
物語の起こりや各設定・キャラクター、それらの復習をするカットもほとんど無いため、
今回の劇場版が初めて触れるアニメ版幼女戦記という人にはちょっと不向きかも。
出来ればテレビ版を見てからをおススメします。
この後からはネタバレありです。
ネタバレありレビュー
どの辺の話?
原作未読なので今回の話が原作の何巻に相当するかはわかりませんが、
ターニャ・デグレチャフ vs メアリー・スー !!(第一ラウンド?)
の部分です。
初っ端から馬車馬のごとくこき使われているターニャ率いる第二〇三航空魔導大隊。
イカレタ幼女(とゆかいな仲間達)が容赦なく敵軍を吹き飛ばす!!
かーらーの
「ど~してこ~なった~~~っっっ!」
と、お約束からスタートしつつテンポよく話が進んでいきます。
大・迫・力の音響!
そういうわけで初っ端から戦闘シーンだったのですが、
劇場版、というよりは劇場ならではの最高に良い点だったのが、大迫力の音響!
「家じゃこれが出来ないんだよなぁ……(笑)」というのがまず抱いた感想でした。
元々幼女戦記のアニメは、発砲音や破裂音といった効果音が非常に印象的。
鉄で鉄を殴りつけるような「ガンッ!」という音に、空気を爪で引っ掻くような耳をつんざく破裂音、まさしく空気が揺れるように響く爆発の衝撃。
それらの組み合わせは、主人公であるターニャの容赦の無さを象徴するようでもあり、本作の渋い派手さを演出する大きな魅力の一つです。
それを劇場だからこその大音響・大音量でやるから、もう、耳が幸せ。
音の迫力という点において、例えばアベンジャーズのような派手なアクションが売りのアクション映画と比べても、勝っていると思います。
ただし、激辛カレーの「旨いかどうかより辛いかどうかだ!」というノリの様に、上品さには欠ける刺激重視のものですけど(笑
ひたすら効果音を流すサウンドトラックとか出していいんじゃないか。出ないのかな。出ないか。
効果音で特に印象的だったのは、もう一人の主人公、もとい、主人公のようなものであるメアリー関連。
キャラクター自体も相当印象的ですが、彼女が何かするときは、聞いた瞬間「あっ…」となる程作中でもさらに特徴的な効果音が使われていて、単なる効果音以上の、キャラクターの表現として成立しています。
原作既読で「ストーリーは知ってるしなぁ……」という方も、(テレビアニメ版に特に不満があったわけでなければ)是非見て欲しい出来です。
音響目的だけで劇場に赴く価値があります。
どうしてこうなった
また、ストーリーも幼女戦記のお約束「どうしてこうなった」の嵐で退屈しません。
おかしな人おかしな状況に対し、まともな対応をした、はずなのに結局おかしな事に!
というのが、不思議と何度起きても飽きない。
おかしな人がおかしな事をするだけなら「またかよ」となってしまう所を、まともな人のまともな対応を挟むことでメリハリがついて良いんだろうな。
「お腹」がぐ~と鳴るのはアニメでは非常によくありますが、「胃」が鳴って面白いのは本作ならではですね。頑張れレルゲン。あぁいや十分頑張ってるか。
個人的に特に好印象だったのは、メアリーの上司のウィリアム。
メアリーが属する多国籍軍の指揮官を務めるキャラクターです。
至極真っ当な、「そうだそうだ」と言いたくなるツッコミをしてくれる「まとも勢」のキャラ。このキャラがいなければ、メアリーや彼女の属する多国籍軍の印象は大分違っていたでしょう。
メアリーは作中で言われている通りに「無能な働き者」で、一見まともな事を訴えているようで実は筋が通っていない言動をします。
ウィリアムは、そんなメアリーにビシッとツッコんでくれるので、視聴者の神の視点特有のモヤモヤが起きず、かつ、メアリーの異常性が際立ちます。
案外ウィリアムのようなキャラが居らずメアリーのようなトラブルメイカーが「何故か」野放しになるパターンも少なくない中、締める所は締めるキャラが居るのは本作の特徴の一つですね。
エンドロール後の新情報は?
ちなみに、「エンドロール後に『2期』の発表が!」ということは特にありませんでした。残念。
やって欲しいなぁ。今回の劇場版の売り上げ次第かなぁ。
まとめ
全体的に高クオリティなので、今回の「劇場版幼女戦記」は当たりでした。
何度でも言いますが、音響面が最高なので、是非劇場で観て欲しい。
最近はアニメ映画も当たりのが増えてきた気がするなぁ。良いことだ。
ちなみに、劇場特典の書下ろし小説もちゃんと頂いてきました。
ただ、もらったはいいけど私は原作未読のため、これを読んでしまっていいのかは疑問……。
そのうち原作を読むまでは棚にしまっておくことになりそう……。
公開3週目にも別の小説が特典として付くらしいけど、そっちはどうしようかなぁ。
もう1回見ること自体は全く構わない位に面白かったので、気が向いたらまた行こう。
結局もらってきました。2回目なのに、むしろ絵と音に集中できて全く損をした気にならない…。
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あらすじ的に……この辺かな?この後もまだまだ続いているということは幼女()の苦悩も続いてるんだな。
続刊やコミカライズも。
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