[映画感想]ドラゴンボール超 ブロリー
ドラゴンボール超ブロリー見てきた!
「神と神」「復活のF」と正直ちょっと微妙な出来の続いた劇場版ドラゴンボールでしたけど、今回は素晴らしかった。文句もありつつなんだかんだドラゴンボールを追ってきた人には是非見て欲しい。
さて、テレビ版のドラゴンボール超は宇宙対抗の力の大会をやったところで区切りになりましたけど、今回の劇場版はその直接の続編。
タイトルに出ている通り、今回の相手はブロリー。なんだけど……。
あれ?ブロリーってもう出てたじゃん?
っていうか、何作目かの劇場版で何かよくわからないドロドロの状態になって死んでなかった??どういうこと?
というのが当然出てくる疑問。
で、どういう事だったかというと、過去に出ていたブロリーは無かったことに!ということ。
それどころか、ブロリーだけでなく、悟空の父であるバーダックも過去の分は無かったことにして、改めて描写することに。
リメイク、というより、逆輸入、という感じなのかな。
ドラゴンボールZ時代の劇場アニメで登場したアニオリキャラを、事実上正史として扱われているDB超に取り込んだ形となります。
バーダック関連は大筋は過去のアニメと同じですが、ブロリーは結構変わってるのかな?というか過去の分ほとんど覚えてない…。
あらすじとしては……
天才的な潜在能力を持つベジータをさらに超えるほどの力を見せるブロリー。その力に嫉妬したベジータ王(ベジータの父)が、ブロリーを辺境の惑星に派遣という体で放逐。
ブロリーの父パラガスはブロリーを助けに惑星向かうも、宇宙船が故障し自身もブロリーと一緒に惑星に取り残されることに。
そして時間軸は数十年後の現在へ。力の大会後、性懲りもなく修行している悟空とベジータ。
そんな中復活したフリーザが悟空へのリベンジを狙い戦闘員を集めている折、軍団員がブロリーを発見。フリーザもブロリーの力に目を付け、悟空とベジータにぶつけて力を見ることに。
かくして、フリーザが地球に連れてきたブロリーと悟空&ベジータが戦うことに。
かなり大雑把だけどまあこんな感じでしょうか。まずブロリーとベジータがぶつかってからは、ほぼ戦闘シーンの連続で構成されていました。
正確には、フリーザがドラゴンボールで願いを叶えることが第一目的で地球を訪れるのですけど、まぁブロリーと出会わせるための動機付けだよね。ただ、ドラゴンボールを求めた理由は結構面白かった。実はああいうのが”ドラゴンボール”らしさの肝だと思う。
なにより流石劇場版というか、作画は圧巻の一言。もう。圧っっ巻。テレビ版超でもたまーに戦闘シーンが気合入っている所がありましたけど、そのたまーに来たクオリティが全編ずーっと続き、さらにそこからもう一段上回るシーンもある。そんな出来。何が求められてるかよくわかってる。
作画だけでなく、BGM(という言い方で良いのだろうかアレは。)もかなり印象的なものに。なんとなく、仮面ライダーとか特撮系のセンスが混ざってる感じ。テレビ版超含めこれまでのドラゴンボール、どころか、他のアニメでもあんまり見ない(聴かない)演出で、ついついにやけてしまいました。
ブロリーとの戦闘を繰り広げるにあたり、最初からスーパーサイヤ人になるのではなく、素の状態から順を追ってギアを上げていく所も好印象。
スーパーサイヤ人ブルーの安売りが目立ったテレビ版でしたからここは良かった。
ブルーどころか、普通のスーパーサイヤ人すら大事に使っていて、都度都度の変身シーンの「壁を超える」感が強さに説得力を持たせてくれる。まぁ、いくつか出て来ない形態もあるけど。
そして、それに尚互角に追いついてくるブロリーという構図。ホント「うそだろ!?」となる。
インフレも大概にしろ、と普通なら言いたくなる所だけど、そんな圧倒的な強さを許せてしまうブロリーというキャラクターよな。ストーリー的には無かった事にしている過去版だけど、見てる側としてはいくらでも強くていい、そんな存在感を持ってるキャラだと思う。
ちなみに、今回は身勝手の極意は出て来ない。「どうせ最後は身勝手ちゃうの」と思っていたのでちょっと意外。
もっとも、「じゃあどうやって勝つのか」という所はPVでも上映前の宣伝でも思いっきりネタバレされてたけど。もうちょっと隠してくれていいんだよ?
ブロリーが出てきて強さ順がどう変わるのかと思ってたけど、これも結構意外な事実が明らかに。あくまで悟空の見立てではあるけど。という事は……?という感じ。
今後ドラゴンボール超およびDBシリーズがどう展開していくのかはわからないけど、この出来で行けるなら、テレビアニメとしてよりは劇場版アニメとして展開してほしいなー。
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