『井の中の蛙大海を知らず』の意味と由来。一方、海の亀は井の中を知らないのであった。

2019年11月26日

言葉自体はずっと前から知ってるし、ふわっと意味も知ってるけど、

実はちゃんと調べたことは無い言葉シリーズ

今回は「井の中の蛙大海を知らず」

 

俺は強い!と、思っていたけど、世界にはもっと強い奴が沢山いた…

みたいな世間知らずな人を評する時に「井の中の蛙大海を知らず」と言うけど

ホントに意味合ってるの?という事で、ちゃんと調べてみた。

 

言葉の意味

というわけで意味はコレ!

井戸の中の蛙は大海のことなど全く知らない。非常に見聞の狭いこと。また、自分の狭い知識や見解にとらわれ、他に広い世界があることを知らないで、得々とふるまうことのたとえ。中は、「内」とも言う。

『故事成語名言大辞典 初版』(大修館書店)より引用

ふむふむ。

世間知らず、ということで大体意味は合っていたかな。

ただ、単に知らないだけでなく、すべてを知ったような気で振舞う様をいう言葉である、と。

ちなみに「得々と」は、得意顔で、って意味なんだって。へ~。

 

言葉の由来

由来はというと、中国の故事とのこと。

北海(現在の渤海)の神である北海若が、黄河の神である河伯に向かって、「井戸の中の蛙に海のことを話してもわからないのは、自分のいる狭い場所にこだわっているからである」と言ったという、『荘子』の寓話に基づく。

『故事成語名言大辞典 初版』(大修館書店)より引用

 

ほとんど同じ意味の言葉としてこういうのもある。

  • 燕雀は天地の高きを知らず(燕や雀は天地の広大さを知らない)
  • 夏虫には以て氷を語るべからず(夏の虫に氷のことを話してもむだである。)

意味としては「井の中の蛙大海を知らず」と同じで、狭い世界しか知らない、といった意味。

 

例えばAのように。あるいはBのように。てな感じで、

狭い世界しか知らない例をいくつか挙げた内の一つが、『井の中の蛙大海を知らず』ということのようですね。

一方、大海に棲む亀はというと

『井の中の蛙大海を知らず』と意味はほとんど同じだけど、言い回しが若干違う言葉としてこのようなものも。

井戸の蛙は海の大きいことを知らない。海の亀は井戸の小さいことを知らない

『世界の故事名言ことわざ総解説 第12版』(自由国民社)より引用

前半部は「井の中の蛙~」と同じとして、ちょっと注目したいのは後半部。

井の中の蛙は大海を知らないとして、じゃあ大海に棲む者(上記の語では亀)は何でも知ってるかと言うと、そういうわけじゃない。亀は亀で、井戸のような小さい世界を知らないんだ。

という言葉。

「井の中の蛙大海を知らず」だけだと、狭い世界に棲む田舎者を、どちらかというと馬鹿にしたような意味合いとして受け取ってしまいがちだけど、

狭い広いの上下の話ではなく、自分の知る世界が全てではない、

という、戒めの言葉ということなのね。

これはちゃんと弁えて使っていきたいポイントかな。

 

なるほどね~。

 

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