『語彙』の意味と字の由来。「彙」て……なに?
知っている言葉の集まりのことを「語彙」と言うけど、
「語彙」の「語」はともかく、「彙」って何?
単体は勿論、他に使われている言葉すら知らないかもしれない。
と、いうわけで、
ちゃんと調べてみたのでまとめます。
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言葉の意味
まずは、「語彙」の意味を確認。
語彙
1:特定の条件の下に用いられる語の総体(を集めたもの)。
2:その個人が使用する語の総体(を集めたもの)。ボキャブラリー。
『新明解国語辞典 第七版』(三省堂)より引用
ふむふむ。
「知っている言葉の集まり」は上記の「2」に当たる方の意味でしたね。
一般的に「語彙」という場合に指すのもこちらの意味だと思います。
その他にも、「特定の条件の下に用いられる語の総体」と言う意味も。
「業界用語」とかが該当するのかな。
別に「個人が」というのが重要な訳ではないよー、という感じかな。
しかし、案の定というか「彙」については触れていない……。
「彙」は「はりねずみ」のこと
では「彙」は何なのかというと、
実は「はりねずみ」のこと!
もちろん動物の、ハリネズミ科の哺乳類の、あの「はりねずみ」です。
彙 = はりねずみ なのです。
はりねずみと言えば、小さく丸っとした体に沢山のハリが生えているのが特徴です。
その「沢山のハリ」が生えている様子から転じて、
はりねずみを指す「彙」が「中心に丸く集まる」という意味としても用いられるようになったのです。
「まるではりねずみのハリのように」ということですね。
つまり「語彙」とは、「はりねずみのハリのように、語が集まったもの」という事というわけである。
なるほどね~。
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